僕が、未経験で介護業界を選んだ理由の一つとして介護業界が人手不足だからということがあります。
単純に転職しやすいというメリットがあったからですね。
そして、その状況はしばらく続くことは誰の目にも明らかだったので、もし就職した所が自分に合わなかったら再転職もしやすいだろうと考えました。
では、なぜ介護業界は人手不足なのでしょうか。
当然のことばかりかもしれませんが、その理由を少し掘り下げて考えてみたいと思います。
なぜ介護業界は人手不足なのか
細かいことは抜きにして、以下の3つが「なぜ介護業界は人手不足なのか」の主な理由です。
- 要介護者の人数が増加し続けている
- 介護職員の給料が安い
- 仕事内容がキツイ
要介護者の人数が増加し続けている
介護業界が人手不足な一番の理由は、要介護者の増加です。
日本の人口の推移と今後の予想を表したグラフ↑を見ればわかるように、2040年頃まで65歳以上の人口が増え続けています。
そうなってくると単純に介護が必要な人が増えますので、それに合わせて介護業界も拡大して、そこで働く介護職員も必要になってきますよね。
また、副次的な理由として、核家族化や働く女性の増加によって在宅で介護をできる人が昔よりも減ってきているので、それも介護サービスの需要が増える要因となっています。
この点は、介護サービスを充実させて介護離職を減らそうという安倍内閣の3本の矢の1つである「介護離職ゼロ」にも関連してきますね。
介護職員の給料が安い
一般的な需要と供給で考えるなら、介護職員を集めるには給料を上げる必要がありますが、現実にはそうはなっていません。
介護の仕事は社会福祉の役割もありますから、国が需要と供給をコントロールしています。
いちおう介護職員の給料を上げようとはしていますが、大きな効果はまだ出ていませんね。
仕事内容がキツイ
介護者による事件や事故がたびたびニュースになっています。
それだけ大変なんですよね、介護って。
介護の仕事は人を相手にするサービス業ですから、対人関係のストレスがキツイことが多いですね。
まあ、何がキツイと感じるかは人それぞれですけどね。
僕は今のところ介護は楽な仕事だなーって思いながらやってます。
いつまで介護業界の人手不足は続くのか
当たり前ですが、これらの問題が解決すれば人手不足は解消されます。
特に人口の問題については、だいたいの予測がつきますのでもう一度グラフを見てみましょう。
2040年頃までは高齢者の人数が増加していきますので、それまでは介護の人手不足は解消しにくいでしょうね。
その時点で給料が他の仕事よりも上がっていれば、介護士不足で悩むことは無くなっているかもしれません。
現時点では、ちょっと想像ができないですけどね。
まとめ
「いつまで介護業界の人手不足は続くのか」を考えることで、介護業界の先行きを推測することができます。
まだまだ人手不足は続きそうなので、冒頭にも書いた転職がしやすいメリットを活かしてステップアップしていきたいですね。
コメント