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【体験談】介護士からケアマネへの転職を成功させるためにやったこと

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6年半勤務したユニット型特養を退職して、別のユニット型特養に現場兼務の施設ケアマネとして就職することになりました。

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
ひとまず転職成功!

仕事をしながらケアマネの研修を受け、その合間をぬって転職活動をしていたのでなかなかハードなスケジュールでしたね。

そんな中で、転職を成功することができたポイントは、情報収集を効率的に行ったことと決断のスピードの早さでした。

転職を成功させるために、どのようなタイミングで何をしていったのかをご紹介します。
ケアマネだけでなく転職を考えているみなさんのヒントになったらいいですね。

転職活動のすべてを時系列でご紹介します

転職活動でいつ何をやったのか
ざっくりとした流れは、

2017年4月 今の施設からの転職を考え始める

2017年11月 ケアマネ試験合格、転職を決意

2018年1月 ケアマネ研修開始、転職先の情報収集開始

2018年4月 本格的に転職活動を開始

2018年5月末 転職先が決まる

といった感じです。

転職を決意した詳しい理由は「6年半働いた特養の介護士を辞めて施設ケアマネに転職した理由」に書きましたのでよろしければご覧ください。

6年半働いた特養の介護士を辞めて施設ケアマネに転職した理由
特養の介護士から施設ケアマネに転職した経験から、転職する際に考えてほしいポイントをご紹介します。僕は給料よりも健康を重視して転職先を検討しました。居宅ケアマネと施設ケアマネで悩みましたが、最終的には今までの経験を活かせる施設ケアマネを選びました。

では、時系列で転職をするためにやったことをもう少し詳しく書いていきましょう。

【2017年4月】転職を考え始める

介護業界に転職した時、「介護福祉士」と「ケアマネ」の資格を取ることは決めていましたが、その後の転職については何も考えていませんでしたね。

ただ、いつでも転職できるようにしておきたいなって気持ちで、介護士としての能力を高めるために研修に参加したり、資格の勉強をしたりしていました。
職場環境も良く、給料もこの業界としては悪くないと思っていたので、転職は考えていなかったです。

転機が訪れたのは、3年くらい前にユニットリーダーをやり始めたころ。
少しずつ退職者と入職者のバランスが崩れてきたことや、能力の高い職員が減っていっているのを感じ始めました。
そのしわ寄せが自分の負担となって積み重なっていったんですよね。
施設として、法人としての将来への不安が強くなっていきました。

その後も状況は徐々に悪くなっていくばかり。
そして、2017年4月ごろに

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
もう無理

ってなりました。


ここで、選択肢は2つ。

①今すぐ辞める
②ケアマネ試験を受けてからやめる

正直、今すぐ辞めたい気持ちはありましたが、勤務の調整をしやすい状況や新しい転職先で働くストレスを考えると、ケアマネの試験勉強を確実に進めて合格するにはケアマネ試験まで今の施設で頑張った方が良いと判断しました。

【2017年11月】ケアマネ試験合格!今後の計画を立てる

職場の状況は相変わらず悪化する一方。
状況が改善していってれば、転職しないで法人内でケアマネの席が空くのを待つ方法も考えられたんですけどね。
残念ながら、転職への決意は強くなるばかりでした。


そして試験に合格!

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
よかったー

最短で合格ゲット!ケアマネ試験の効率的な勉強方法を教えます
【体験談】介護士として働きながら、難しい介護支援専門員(ケアマネ)の試験に一発合格した受験対策をお教えします!コツをつかんで効率よく勉強しましょう。

試験に合格できたので第1段階は突破です。
これでケアマネとして転職できる道筋が見えたので、きちんと今後の計画を立てることにしました。

ケアマネ資格を取得するには、試験合格後に15日間の研修を修了しなければいけません。
都道府県によって期間はまちまちですが、自分のところでは6ヶ月間かかり、修了予定が6月中旬。

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
だいぶ先だー

と、ちょっとショックでした。
キリよく4月から新しい職場に行きたかったな。

で、どうやら研修後の登録申請に1ヶ月くらいかかるらしい。
おいおい。
せっかく試験に受かったのに、介護支援専門員証がないとケアマネとしての仕事はできません。

なので、実際にケアマネとして仕事が出来るのが、早くて7月中旬。
余裕を持って8月1日から新しい職場で働けるように目標を定めました。
ちょうどボーナスをもらって辞められるので、結果的に良いタイミングかもしれません。

また、8月1日からケアマネとしての転職先が見つからなかった場合、派遣に登録していろんな施設で経験を積むプランを考えました。
7月に入っても転職先が決まってなかったら派遣会社に登録しようかなって感じでしたね。
今まで、ひとつの特養でした働いた経験がなかったので、せっかくなのでいろいろ経験しながら転職活動を続けられたら良いかなって考えです。

この辺は、資格と経験のある介護士ならではの転職活動の進め方だと思います。

【2018年1月】求人のリサーチ開始

転職を考え始めてから、ちょこちょこ求人は見るようにしていましたが、このあたりで一度気合を入れて求人のリサーチをしました。
給料などの相場を把握したり、どんな求人が多いのかを確認したりして、良い求人がどれなのかを判断できるようにするためですね。
自分が転職先を選ぶ時に優先したい条件もなんとなく決めていきました。

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
給料は下がりそうだ…

具体的には、ハローワークのネット検索で通える範囲の求人を片っ端から見ていき、条件をエクセルにまとめていきました。

こんな感じ↓
転職先まとめ
これが後々役に立ちましたね。
また、転職活動の一環として、退職する施設との調整も少しずつ進めていきました。

11月の試験に受かった後に1度上司に呼び出され、軽く面談して「7月末で転職を考えています」と報告済み。

そこからさらに↓


という感じでスムーズに退職できるように段取りしていきました。

ここから2週間後。


この辺は、勤務している職場によるんでしょうけど、自分の場合はある程度こちらの気持ちも配慮してくれると感じていたので早めに辞意を伝えていく形を取りました。

ここまでをツイートでも振り返っていますね。

【2018年4月】本格的に転職活動を開始

ケアマネ研修の山場である現場実習。
そこで居宅介護支援事業所の業務をひととおり体験することが出来ました。

実習レポートの作成が終わったところで、転職活動スタートです。


8月から新しい職場に行きたかったので、ちょっと早めのスタートかもしれません。

ケアマネ研修では、実習先を自分で事業所に連絡して探すのですが、他の実習生に先に取られちゃってなかなか見つからない苦い経験をしていました。
転職先を探すのにも、同じように考える人がいるんじゃないかと思って、早めに動きました。

ハローワーク以外の情報収集として介護専門の転職サイトを利用したかったので、それもリサーチ。


こんな感じ↓
介護専門の転職サイトまとめ
実際に登録していったのは5月中旬ですね。


求人情報を見ながら何を優先させるかを考えていくのですが、なかなか妥協するところが見つからず苦労していますね。

履歴書と職務経歴書の作成:志望動機もご紹介します

フットワークを軽くするために出来ることは早めに済ませておきました。
履歴書と職務経歴書の作成ですね。


履歴書は、たくさん書く可能性があったのでひとまずエクセルで作成して、それを見ながら手書きで書いていく方法をとりました。
データは、介護求人ナビの「介護・福祉の履歴書の書き方」からお借りしました。

ちなみに僕の履歴書での志望動機、自己アピールはこんな感じでした↓

【居宅ケアマネ用】
ご自宅で介護を必要としている人の支援をしたいと思うようになったのが一番の志望理由です。
介護士4年目からユニットリーダーを任され、相談員や看護師、特にご家族と連携をとる機会が増えていく中で、在宅介護の支援に興味を持つようになりました。今まで施設での経験しかないので、できる仕事や能力の幅を広げたいという思いもあります。
また、○○という地域にも愛着があるので、微力ながら地域貢献していきたいと思っています。
【施設ケアマネ用】
今までの経験が最大限に活かせると考えました。
居室担当者としてケアプランの原案の作成や、ケアプラン委員としてサービス担当者会議に参加した経験があり、施設ケアプランの流れはつかめているつもりです。
また、介護士4年目からユニットリーダーを任され、相談員や看護師、特にご家族と連携を取る機会がありその経験も活かすことが出来るのではないかと思っています。

職務経歴書はこんな感じ↓

【職務経歴】
ユニット型の特別養護老人ホームにて、介護業務全般を行っています。
居室担当としてご利用者様の施設ケアプランの原案の作成やモニタリングを実施し、ケアプラン委員としてサービス担当者会議に参加しており、ケアプランの大まかな流れについては理解しているつもりです。また、ご利用者様の状態変化時などのご家族や他職種を交えたカンファレンスに多数参加し、連携の大切さを学びました。
ユニットリーダーになってからは、新規ご利用者様の実地調査に相談員とともに同行して、10名程度のインテーク面談を経験しています。
また、自己研さんにも積極的に取り組んでおり、外部研修に多数参加。研修のフィードバックとして「褥瘡予防」「身体拘束の廃止」「緊急時の対応」をテーマとした施設内の介護職員に向けた研修の講師を担当しました。
【自己PR】
穏やかな人柄で人当たりが良いため、どんな人とも上手にコミュニケーションが取ることができます。現職では、ご利用者様やご家族、周りのスタッフと良い人間関係を築くことで円滑に仕事を進めてきました。
また、真面目で向上心があり、どんな時も落ち着いた行動が出来ることが自身の強みだと考えています。
現職で身に付けた対人援助技術やリーダー経験を活かして、貴社に貢献したいと思います。

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
だいぶ盛りました(笑)

求人情報をたくさん集めるために介護専門の転職サイトへ複数登録


今思えばこのタイミングでハローワークに行く必要はなかったかな(笑)
非公開求人とかないので。


転職サイトへの登録は情報収集が目的でした。
とにかくたくさんの求人情報を集めて良い職場を選びたかったので、複数の転職サイトに登録しました。

転職サイトに登録すると、電話で担当者さんと条件などを打ち合わせます。
その中で自分の基準が明確になっていったのが思わぬメリットでした。

登録した転職サイトは、この3つです。
ミラクス介護
「ミラクス介護」 介護のお仕事紹介

メドフィット
MedFit

かいご畑

本当はもっと登録したかったのですが、その前に良い求人が見つかってしまったので、ここで終了しました。


この辺で、だいぶ希望する条件がまとまってきましたね。
6年半働いた特養の介護士を辞めて施設ケアマネに転職した理由」に詳しく書きましたが、「健康的な生活を送りたい」が一番大きな理由です。

そのために「夜勤をなくしたい」「休日数を増やしたい」「通勤時間を減らしたい」という希望がありました。
それに加えて将来のリスクヘッジのために「新しいことをして経験を積みたい」って感じですね。

振り返るとこの頃が一番精神的にも体力的にもしんどかったです。


人手不足をフォローしながら通常勤務して、毎月3日間くらい公休日に研修に行きながら、合い間の時間で転職活動してたからね。
まあ、それがあったから良い結果になったわけだし、頑張っておいてよかったなー。


着々と準備を進めております。

居宅ケアマネか施設ケアマネかは最後まで迷いました。

居宅ケアマネと施設ケアマネの違いを知り、転職先や働き方を考えよう
居宅ケアマネと施設ケアマネとでは仕事内容が大きく違います。自分に合った仕事ができるように何が違うのかをよく理解してから転職先を考えましょう。

こんな感じ↓の表を作って情報をまとめて、


【介護士】転職先比較シート

Excelファイルです。
ご自由に加工してお使いください。

Size: 18.8 KB

いろいろ条件を比較した結果、ハローワークで求人が出ていた施設ケアマネに応募。
すぐに面接。

あ、応募前にホームページでどんな法人かを確認しています。
まずは事業規模ですね。
勤務地の施設は3棟目と事業拡大中なのはプラスでした。
それから経営理念。
特に違和感を感じなかったのでOKです。

あとは、介護サービス情報公表システムで人員の配置の状況や資格所有者の人数を一応確認。
リアルタイムな情報ではないので参考程度です。

面接では、求人票では日勤のみの勤務だったんだけど、経歴を見て現場兼務ではどうかとのご提案がありました。
現場に入るのは問題なかったので、夜勤や変則勤務がなければってことをこちらからも提案をして了承していただきました。

この時点で、先方からは「ぜひうちで働いてほしい」とのお言葉をいただいていました。
いちおう、待遇が変わるためいったん保留にさせてもらい、2日後にこちらからお返事をすることに。

もちろん、施設見学もひととおりさせていただきました。
ちょこっと見学したくらいじゃなかなかわかりませんが、職員さんと利用者さんの表情やパッと見た印象、フロアの雰囲気などで気になることが無いかを確認。
特にひっかかるところはなかったですね。

面接してくださった施設長さんも話しやすく感じの良い方でした。
内部のことは実際に働いてみないと分かりませんが、全体の印象は良かったですね。

【2018年5月末】転職先が決まる

いったん冷静になっても気持ちが変わらなかったため、連絡を入れてもう一度待遇などを確認して「よろしくお願いします」とお返事しました。

転職に成功した理由

実際に働いてみないと、この転職が成功だったかどうかはわかりません。
ただ、最初に立てた計画通り8月1日から新しい職場でケアマネとして仕事をすることになったので、本当に良かったです。

転職活動が上手くいった理由は「出来るだけ早めに準備を行った」「情報収集を徹底的に行った」からだと思います。
それに加えて、今までの経験が評価されたことも大きかったですね。
介護福祉士やケアマネの資格はもちろん、ユニットリーダーや委員会、参加してきた研修などを評価していただけたからこそ、早いタイミングで転職先を決めることが出来たのだと思います。

やっぱり大切なのは日々の積み重ねなのかなーと思います。
また転職する機会があるのかはわかりませんが、新しい施設でもマイペースに、前向きに働いて力をつけていきたいですね。


そのためにひと時の休息で英気を養って、次の目標なんかを考えていきたいと思います。

6年半働いた特養の介護士を辞めて施設ケアマネに転職した理由
特養の介護士から施設ケアマネに転職した経験から、転職する際に考えてほしいポイントをご紹介します。僕は給料よりも健康を重視して転職先を検討しました。居宅ケアマネと施設ケアマネで悩みましたが、最終的には今までの経験を活かせる施設ケアマネを選びました。
居宅ケアマネと施設ケアマネの違いを知り、転職先や働き方を考えよう
居宅ケアマネと施設ケアマネとでは仕事内容が大きく違います。自分に合った仕事ができるように何が違うのかをよく理解してから転職先を考えましょう。
ケアマネに転職
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この記事を書いた人

●ユニット型特養12年目
●課長(特養、ショート、デイ、居宅、包括)
●元ユニットリーダー、施設ケアマネ
●介護認定審査員、介護福祉士実習指導者、技能実習指導員
●介護福祉士、介護支援専門員

 »»プロフィール

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