2014年7月24日の日経新聞に『特養「黒字の蓄積」にメス 介護報酬見直し』という記事が掲載されました。(リンク先は電子版)
特養で働く僕としては、自分の給料にも直接かかわってくるこの介護報酬の話題。
介護職は給料が低いと言われているが、お金があるところにはあるのか、興味を持って記事を読み進めました。
そんなに利益をため込むなら介護報酬下げるよ!
要約するとそんな感じなのですが、まずは記事の引用から。
2015年度の介護報酬の見直し議論で、重度の要介護者を受け入れる特別養護老人ホームの報酬の引き下げが焦点になってきた。
特養ホームでは全体で2兆円を超える余剰金を蓄え、もうけすぎ批判もあるためだ。
なんと僕の給料の源泉である特養の介護報酬を引き下げるかもしれないですって!
今以上に給料が上がらなくなっちゃうんじゃないのかと心配です。
確かに長年経営していて施設をいくつも持っているような大きな法人は、たんまりとお金をため込んでいるかもしれない。
だけど、うちの施設のような零細法人はどうなんでしょうね。
さらに記事の要点をまとめるとこんな感じです。
- 来年度(2015年度)は3年に1度の介護報酬の見直しの年
- 政府は介護の人手不足解消のために給与引き上げを促す報酬の増額を検討している
- でも介護費膨張には歯止めをかける必要がある
- 特養の内部留保は1施設平均で3億1373万円
- 特養については、報酬より余剰金を活用するのが先。との声が強い
「1施設平均で3億」という金額が、企業として多いか少ないかは僕にはわかりません。
ただ、金額だけ見るとそんなにお金があるならもっと職員に配分してくれ。とは思いますね。
余剰金を活用させよう
政府としては、余剰金の活用をどのように行わせるかがポイントですよね。
介護報酬を上げずに介護士の給与を引き上げたいってことだから、「内部留保あるのに給与上げないと介護報酬を減算します!」みたいな仕組みが出来たら僕の給料が上がる可能性がありそうなので嬉しいのですが。
やっぱり甘い蜜を吸っている人は一定数いる!
単純にこの記事を読んで思ったことは「介護って給料が安いっていわれてても、やっぱり儲けている人はいそうだな。」ってことでした。
自分がその甘い蜜を吸える側にまわれるかどうかはわかりませんが、他の業界よりもハードルが低いのではないか。というのが個人的な見解です。
狭ーい観測範囲ですが、どうやったらもっと稼げるようになるかって考えて仕事に取り組んでる人が少ない気がするんですよね。
将来の糧になるように、今の仕事に取り組んでいきたいですね。
どのような形で決着するのか、続報を待ちたいと思います。
※↓続報です。
特養/相部屋▲2.1%、特養/個室▲2.6%でしたね。
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