介護士の未来を資格試験と処遇改善から考える【2019年版】

動向を読み取って進むべき道を考えよう

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
「ケアマネはいらん!とにかく介護士が必要なんだ!」
と、介護福祉士やケアマネの受験資格や合格率、処遇改善の動向から読み取れます

そりゃ当然だ。介護士の需要はまだまだ増える

内閣府が発表した人口推計を見ると、高齢者は2055年をピークに増加していく予想になっています。
2つのグラフを見てみましょう。

総人口はきれいな右肩下がり↓
人口の推移
出典 高齢化の現状と将来像:内閣府

それに対して75歳以上の人口は、2035年、2040年と少し下がるものの2055年に向けて明らかに増加傾向ですね。
75歳以上の人口推移

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
特に2030年までは急激に増加するのがポイント

高齢者が増える=要介護者が増える=介護士の需要が高まる

といえるので、2055年までは介護士の需要は高まり続けるでしょう。

介護士の人材不足は明らかなので、国は賃金アップをして少しでも人材確保をしようとしています。

処遇改善の動向

介護士の給料アップとして処遇改善加算があります。

2017年4月から介護職員の給料が月額1万円アップ!?さらなる処遇改善の実現へ
2017年4月から介護士の給料が月額1万円アップ?!2017年現在の処遇改善加算は、最高で月額2万7千円。それを、新たな区分を作って1万円増額されます。これで実際に介護職員の給料は上がるのでしょうか。

それに加えて2019年10月からは「経験のある介護福祉士に月収8万円アップ」の新たな加算が予定されていますね。

2019年10月からの新たな処遇改善で「誰」の給料が「どのくらい」上がるのか
給料アップの条件に「介護福祉士」の資格があります。介護福祉士は、介護の仕事をするなら必須の資格ですね。新たな加算は事業所の裁量で金額が大きく変わりますので、どういう方針で運用するのかで経営の手腕が問われることになりそうです。

まずは処遇改善加算の動向について確認してみましょう。

処遇改善加算は徐々に増額している

正式名称は「介護職員処遇改善加算」です。
介護の現場で働く介護職員の方の処遇改善、つまり給料アップのための制度です。

平成24年度(2012年4月)に創設されて以降、少しずつ支給額がアップしています。

  • 2012年:月1.5万円
  • 2015年:月2.7万円(+1.2万円)
  • 2017年:月3.7万円(+1.0万円)

処遇改善加算の動向
出典 第163回社会保障審議会介護給付費分科会資料

この処遇改善加算によって、実際に給料がアップしたデータも公開されています。

参考 平成28年度介護従事者処遇状況等調査結果

まだまだ、給料に不満はありますが、一定の成果は上がっていますね。
今後も処遇改善は継続していくでしょう。

月収8万円アップの新たな加算は経験を重視している

詳しくはこちら↓の記事で解説していますが、2019年10月からの新たな加算は「勤続 10 年以上の介護福祉士を基本」としています。

2019年10月からの新たな処遇改善で「誰」の給料が「どのくらい」上がるのか
給料アップの条件に「介護福祉士」の資格があります。介護福祉士は、介護の仕事をするなら必須の資格ですね。新たな加算は事業所の裁量で金額が大きく変わりますので、どういう方針で運用するのかで経営の手腕が問われることになりそうです。

勤続10年は、なかなかハードルが高いですが、月収8万円アップはインパクトのある数字ですよね。
年収が約100万円上がるわけですから。

とりあえず介護福祉士の資格は必須でしょう。

最短で合格ゲット!介護福祉士試験の効率的な勉強方法を教えます
【体験談】介護士として働きながら介護福祉士の試験に一発合格した受験対策をお教えします!コツをつかんで効率よく勉強しましょう。

介護士の給料は上がり、ケアマネよりも多くなる

このような形で、介護士の給料は少しずつ上がってきました。
今後も、この傾向は継続していくでしょう。
介護士不足の傾向や税収を勘案しながらだろうけどね。

ただし、気を付けたいのが、これらの給料アップは直接ケアに関わる介護士が対象だということです。
残念ながら生活相談員や、ケアマネジャーは対象外。

つまり、介護士の給料は上がり、ケアマネよりも多くなります。
てか、すでにそうなってる施設も多いよね。

僕も、介護士から施設ケアマネに転職して大幅に給料がダウンしました。

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
悲しい

こちら↓で僕の給料を毎月公開しています。

【2018年度】特養勤務、30代男性の介護福祉士(ユニットリーダー)の給料を公開します
現役の介護職員の給料を公開しています。所有資格は介護職員基礎研修と介護福祉士。関東のユニット型特養に勤めて7年目です。リアルな待遇をごらんください。

続いて、介護福祉士とケアマネ資格の動向を見ていきましょう。

介護福祉士とケアマネの試験の傾向

資格取得の難易度は年々上がっている
どちらの資格も、以前に比べると資格を取るのが明らかに難しくなっています。
資格の価値が高まっているとも言えるでしょう。

介護福祉士は受験資格が厳格化している

2017年1月に行われた介護福祉士の試験から、受験資格が変更になりました。
実務経験3年に加えて実務者研修が修了していることが義務付けられたんです。
参考 社会福祉振興・試験センター

これは大きな変更ですね。
それまでは、実務経験だけで良かったのに…。

実務者研修を修了するための時間とお金は結構な負担増です。

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
かなりハードルが上がったなー

ケアマネは受験資格の厳格化に加えて、合格率が低下している

ケアマネの試験も、2018年(平成30年)10月に行われた試験から受験資格が変更になりました。

自分の記事から引用しますが、

簡単に説明すると、今までは、介護士として働いた経験が5年以上あって、その間に「介護職員初任者研修、実務者研修、介護福祉士、社会福祉主事任用資格」を取得していれば受験資格を得ることができていました。

しかし、これからは介護福祉士の資格を取得して登録をした後から5年間の実務経験がないと受験資格が得られません。

無資格の未経験者が介護の現場からケアマネを目指すには、実務経験3年と実務者研修の資格を取ってから介護福祉士を取得。そこからさらに5年間の実務経験を経る必要があるので最短でも合計で8年間かかります。
引用 最短で合格ゲット!ケアマネ試験の効率的な勉強方法を教えます

さらに、直近の試験では合格率が大幅にダウンしています。
ケアマネ試験 受験者数、合格者数、合格率の推移

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
合格率は、まさかの10%!

ケアマネはそんなにいらないゾ。
という強い意思を感じます(笑)

介護福祉士、ケアマネどちらの資格も取得する難易度が年々上がっているのは明確ですね。

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
資格は出来るだけ早めに取ろう!!

まとめ:介護福祉士の資格は必須、そのうえでリーダー的な役割を担える人材が求められる

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
介護福祉士の資格は必須!
介護士の給料はそこそこ良くなって、ケアマネの未来は暗い!?(かも)

こんな印象でしょうか。

以前は、介護福祉士を取って、ケアマネを取って、居宅や施設のケアマネになっていくのが王道のルートだったイメージが僕にはありました。

ただ、最近の動向をみると現場で経験を積んでリーダー的な役割を担っていける人材が強く求められていきそうですね。
つまり給料が上がりそうってこと。

でもまだまだ、不満なんだよな~

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
資格取得はお早めに~
タイトルとURLをコピーしました