【転職】仕事をやめたいのにやめさせてもらえないから強引に退職した話【体験談】

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退職届と診断書↑眠剤・診断書・退職届…

 

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
いやー、ほんと大変でした

先日、2年数ヶ月働いた特養を退職しました。
転職は3回目だったんだけど、退職するのにこんなに苦労したのは初めて。
ほんと命からがら逃げだした、って感じです。

なんとか退職するために、あの手この手(ICレコーダー、診断書、内容証明郵便などなど)をつくしたので、
仕事をやめたいのになかなかやめられない人の参考になればうれしいです。
※身バレ防止のためフィクションが含まれています。
ご了承くださいm(_ _)m

転職を決意するまで

たった1人の上司が原因で、僕は退職を決意しました。
この転職体験談は、3月から10月までの7ヶ月間の出来事になります。

ざっと経歴を紹介させてください。
僕が介護業界に足を踏み入れたのは約10年前。他業種からの転職で特別養護老人ホームに就職しました。

そこで6年間介護士として働いてケアマネの資格を取り、

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
ケアマネの資格を活かして仕事をしたい
新しいことを始めるならなるべく若い方が良い
丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
あと夜勤がツラすぎる…。

って思いから転職活動をして、
別の特別養護老人ホームで、施設ケアマネとして働き始めました。

もう少し詳しいプロフィール↓
丸顔介護士ヒデのプロフィール

そんなところからこのお話はスタートします。

想定外の昇進で施設長に


3月下旬。
施設ケアマネとして働き始めて3年目の春。
突然、法人の偉い人から呼び出されました。

エリアマネージャー(以下:部長)と
エリアサブマネージャー(以下:副部長)と
僕。
3人で面談を行いました。

部長「4月から施設長をお願いしたい。」

僕「えっ…⁉」

まさに青天の霹靂。
さすがにこれは想定外でした。

部長「しばらくは副部長が常駐して、その指導を受けながら仕事をしてください。」

副部長「しっかりサポートするからね。」

僕「わかりました。断る理由は、ないです。」

うれしかった気持ちもあり、
興奮して、その夜はなかなか寝付けなかったのをよく覚えています。

自分の能力が認められた気がして。
自分でできる限りのことは頑張ろうと気持ちを新たにしました。

こうして僕の給料は年俸制になり、
新しいポジションで未体験の仕事に励むことになりました。

がむしゃらに働いた2ヶ月間

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
わからないことばっかりなのよ。

特に施設の設備全般と、デイサービスと、居宅介護支援事業所。
こちとら特養の介護士と施設ケアマネしか経験がないものでね。

で、わからないことがあればまずは調べて。
副部長に相談して。
相談したらしたで、詰められて。

副部長はめちゃくちゃ頭の回転が速い人でね、記憶力も素晴らしい。
ただ、それだけに自分の意にそぐわないと納得しない。
仕事ができない人を見下す、人格攻撃をする。
陰でいやみを言う。
数字は上げられるけど、周りを振り回しながら突き進んでいく人でした。

2020年の4月といえば、新型コロナ感染症の対策がまだまだ手探りな状況。
次々に来る通知を読み込むのも大変でした。

うちの施設では、まだコロナの感染対応マニュアルが不完全で、
判断をその都度していかなきゃいけませんでした。
入居者さんや職員から熱が出るたびにドキドキ、ドキドキ。

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
どう対応したらいいんだろう…。
間違えたらまた怒られる…。

あとは人事も大変だったなぁ。
1人やめれば人事異動でバランスとって、
職員同士のトラブルがあればそれも異動で何とかして、
って感じで、わりと頻繁に人事異動を行っている施設でした。

最終決定はもちろん副部長なので、
副部長ならどう考えるかなってところをベースにアイデアを持って行くんだけど、
けっきょく最終的に自分の意見は1ミリも通らないんだよね。

徒労感が半端なかったな。
これは人事に限らず、全ての意思決定場面でそうでした。

それから、これは仕方ないことなんだけど、
毎日始業の45分前には出勤して、終業後も毎日2時間前後のサービス残業。
さすがに副部長より先に帰るわけにはいかないし、実際やることはいっぱいありました。
今となっては何をそんなにやらなきゃいけなかったのか、ピンと来ないんだけど…。

そんなこんなで、慣れない仕事や緊張感でストレスがどんどん積みあがっていきました。

あれ…昼食が食べられない、早朝に目が覚めちゃう


5月中旬ごろ。
身体に不調が出てきたのは、施設長になって1ヶ月ちょっと過ぎた頃かな。

職場での食欲が落ちてきて、昼食がのどを通らないことが増えてきました。
全っ然食べる気が起きない。
自宅に帰れば普通に食べられるので、やっぱり精神的なものなんでしょうね。

それから、寝つきが悪くなり、寝られても途中で目が覚めてしまうようになってきました。
睡眠の質も悪くって常に睡眠不足な感じ。
そうなると頭が回らないし、よけいに仕事が進まなくなる悪循環です。

なんかヤバいかも。ノートに体調メモをつけ始める


この頃から、うっすらと転職を考えるようになりました。
いざとなったら逃げなきゃって思ってた。

その時の材料(証拠)になればと、自分の状態をメモするようになりました。
基本的に嫌なことは、すぐに忘れてしまう性格でこれまでやってきたんだけど、
もうそれが通用しないところまで追い込まれてたんだよね。

部長へ相談したけど状況は全く変わらず

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
もうダメだ、ここから逃げたい。

6月初旬には、そう考えていました。
ただ、まだ完全に辞めるつもりはなくって、何とか現状を打開したい気持ちも残っていました。

(以下体調メモより抜粋。緑の枠内がメモ)

6月/〇日 副部長のプレッシャーにもう限界だと感じる。
部長にlineで相談。話を聞いてほしい。精神的にしんどい。と
〇日に電話で話すことになる。

自分自身のチカラでは、もう解決できないところまできてしまったので、部長に相談することに。
LINEで連絡を取り、まずは電話で話しを聞いてもらうことになりました。

6/〇 部長とTEL。
しんどいと伝える。今日、明日で辞めるつもりはない。1年間は頑張りたい。だけど、その先はみえない。
〇日に部長、副部長、自分の3人で話ができるように部長が調整してくださることになる。

このメモを見ると、まだ何とかしたいと思ってるね。
えらい。

でも結局、電話では効果的なアドバイスはもらえなかった。
たぶん僕が相談したことは副部長の耳にも入るんだろうな。
それもまた不安だ。
それで状況が良くなればいいけど、期待はしていない。

6/〇 公休。
1日気が重かった。気分がしずんでいる。心が折れてしまった。
ここ2週間ぐらい寝ても途中で目が覚める。熟睡できていない。だるい。
体調ぐらいは良くしたい。1年間も頑張れるのか、自信がない。
4:17目覚める 23°頃入眠

6/〇 副部長と話す。「限界だ」と伝える。改善策を考えるもなかなか出ず。
最終的に〇〇室で2人で仕事をすることになる。
部長との面談もやることになる。日程は後日。

逆に距離をつめて情報共有しやすい環境を無理やり作る作戦。
まあ、この時は悪くないかもという気持ちもありました。
この時はね。

6/〇 5°頃目覚める。
副部長に相談するつもりで話しても、
きげんが悪く「~どうですか」と聞いても
「了解」でおしまい。
無言の圧をかけてくる。
ぼくの案は良いとは思っていないのが伝わってくる。あからさま。

ここまでで電話で相談してから10日間ぐらい。
この後、部長、副部長、自分の3人で面談してるはずなんだけどメモが一切ない(笑)
まあ何も進展しなかったんだろうね。

6/30 不安で眠れない。

メモの端っこに「全力は尽くす」って書いてある。
まだ頑張れる。

僕の心が折れたひとこと


7月上旬。
そんなこんなで6月が終わり、
僕はついに限界を迎えます。

7/〇 5:15目覚める
「限界だとか、無理ですばっかり言うな」
「自分で自分の限界を決めるな」
何でも報告しろと言うから報告すると不機嫌になられた。
不満げな表情。
デスクについてもやる気が起きない。ぼーっとしてしまう。
気ばかりあせり、手が進まない。判断ができない。
頭が回らない。
朝がこわい、寝るのがこわい、朝起きられない

いま読んでも、だいぶ精神的にヤバいね。

「限界だとか、無理ですばっかり言うな」
「自分で自分の限界を決めるな」

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
この言葉で完全に心が折れました。

どうしていいのかわからず、勇気を振り絞って救いの手を求めたのに突き放されてしまった。

7/〇 副部長は頭が良い。すべて自分が悪者になってしまう。
逃げたい。
副部長は「誰のために仕事をしてるのかわからん」とぼやいてた。僕も同じ気持ちだ。
常に副部長のことをうかがいながら仕事をするのはしんどい。
自分の考えは必要ないのか。
今日もねむりたくない。寝ると朝になってしまう。
明日の仕事のことを考えると息が浅くなる感じ。

7/〇 副部長が近づくと呼吸が浅くなる感じ。
昼食の食欲はない。
単純作業はできるが判断ができない。ぼーっとしてしまう。
自分の席に座ると息苦しい。呼吸が浅くなる。
副部長に「あの時言ったよね」と言われても全く記憶なし。
実際に覚えていないのか、言いがかりなのか不明。

7/〇 部長と面談。部長は優しいが、あきらめている自分にはもう何もひびかない。
調子が悪いと伝えた。
どうしてほしいと言われたが、結局副部長にしたがわなければ話は進まない。
何も言えなかった。どうしたらいいのか本当にわからない。
すぐ報告すること、と言われた。今までもそうしてきたつもりだが…
で、副部長にすぐ報告したら詰められた。
どうしても空回り。
期待にこたえられない。
5:11目覚める 2°すぎ就寝

7/〇 公休。
仕事を考えると胸がくるしい。息が浅い。不安だ。

7/〇 公休。
3:20目覚める(23°ごろ?寝る)。その後すぐ寝れず4:30ごろか?8°ごろ目覚める。
14°ごろ職員からLINEがきた。仕事のことを考えると動悸がする。
また副部長に連絡しなければいけない。しんどい。心が休まらない。

この連休で気持ちの整理をして退職を決意しました。

正直、今までの法人の対応から考えて、簡単に辞められるとは思わなかったです。
だから、同時に心療内科も予約。
実際に体調が悪かったし、アクションを起こした事実を作っておきたかったんですよね。

初診の予約を取るのが大変な病院が多くって、なかなか予約が取れなくてめっちゃあせったけど、3件目に電話した病院で幸運にも予約ができました。

本当に運が良かった。

退職の意向を伝えたのに、やめさせてくれない

退職を決意したものの、そう簡単にはやめられませんでした。
そりゃそうか、施設長だもんね。

退職させてください。withボイスレコーダー


ということで、次の出勤日に退職の意向を伝えました。

ただ、どういう話をしたのか、ほとんど記憶に残っていません。
メモも書いてない。

7/〇 「もっと骨のある人だと思ってた」
1か月前にもう限界だと訴えているのにそりゃなしだろ。

これだけ。

あまり睡眠がとれておらず、頭が回らない。
もう続けられません。
退職させてください。

というようなことを言ったと思います。
結果的に部長、副部長もさらに上の役職者と相談するとのことで、その場では結論が出ず。

とりあえず少し休んだらどうか、と3日間有給休暇を取ることに。
心療内科の予約も入っていたので、指示に従いました。

退職の意向を伝える時には、ボイスレコーダーを忍ばせていました。


この時点で身の危険は何となく感じていて、簡単には退職できないだろうなって思ってたんだろうね。

3日間の有給休暇。だけど「休み方」がわからない


普通なら3連休ってめっちゃ嬉しいじゃないですか。
でも、せっかく休みをもらったのに、何をしていいのか全くわからない(笑)
ちょっと自分自身に驚いたね。
気持ちの切り替えはうまい方だと思ってたから。

好きなお笑いを見ても、好きな音楽を聴いてもなんかうわの空。

これは自分自身の体調が本格的にやばいことになってるんじゃないかと、ますます退職の気持ちを強く持ちました。

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
ここが本当に決定打かも

本当に退職できるのか、いつになるのかが確定してないからしょうがないんだけど、
休みを気持ちよく休めないんじゃあダメだよね。

心療内科に受診。診断書をいただく

連休中に生まれて初めて心療内科を受診しました。
診断書があれば確実に話が進むだろうって思惑もありました。

受診は緊張したけど、担当してくれた医師が慣れた感じで話しやすかった。
「はいはい、このパターンね」
「診断書で退職のサポートをすればいいのかな」
って感じかな。
僕もそれが一番の望みだったので、話がスムーズに進みました。

上司の精神的なプレッシャーでしんどいこと、
夜寝れていないこと、
早朝に目覚めてしまうこと、
昼食が食べられないこと、
などを伝えると診断書を書いてくれることになりました。

傷病名 うつ病
上記にて1ヶ月間の自宅療養を要するものと考えます。

これで僕は正真正銘の病人に。
なんだか不思議な感じ。

症状があることは事実だし、ウソは全く言ってないんだけど、
若干の罪悪感があったのはなぜなんだろ。

自分がマジメ過ぎるのかな。

眠剤はどうするか相談されたんだけど、
「数日休む予定があるなら、いずれにしろ様子見だね」
って仰って。
僕自身もこの診断書で話が進めば体調も改善するだろうと思っていたので、
今回は保留に。

数週間後に再診の予定をして、この日の診察は終わりました。

うやむやにされた3週間が一番つらかった


7月中旬。
3日間の連休明け。
めちゃくちゃ緊張しましたが、副部長に診断書を渡して、
もう一度退職の意向を伝えました。

が、しかし。
「わかりました。部長に相談します」
と返事をもらったまま退職の話はいっこうに進みません。

その後も副部長は、退職の話がいっさいなかったかのように僕に接してきます。
正直ね、この人は本当に頭がおかしいんじゃないかと思ったよね。

相変わらず嫌味なことを言ってくるわけですよ。
「〇〇って話があったんですが…。」
って伝えたら
「うん。って言っちゃったんでしょ」
だってさ。
「いや、言ってないです」
「あっそう」
みたいなやり取り。
もうヤダよ。

ストレスはたまるばっかり。

解消法は、
自分の手の甲をつねる…
通勤の車の中で大声を出す…
出勤前にマクラをパンチする…。

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
…。
この時期が一番つらかったな。

ついに退職が決定。内容証明郵便が決めてに

7月下旬。
いよいよ自分のココロが限界に近づいているのを感じました。

このまま待っていては話が進まないと確信して、
こちらからさらにアクションを起こしていくことにしました。

決意する。「これは戦いだ。」


穏便に退職するのはあきらめた。
もうね、ほんと疲れちゃったんだよ。

だから、戦うことにしました。

自分のキャラクターには合わないんだけど、そっちがその気なら、こっちだってこうするしかないからね。

相談なしで休み、退職届を郵便で送りつける

退職を決意してから、いろいろと方法について調べていました。
その中で確実性が高そうだと思ったのが内容証明郵便です。

詳しくは
「内容証明郵便 退職届 書き方」
で検索してみてください。

簡単に説明すると、
・退職届の受け取りを拒否されず
・郵便局で文書が保管され
・退職届を出した日付が確定的

になります。

内容証明郵便:日本郵便ウェブサイト

民法では、退職の申出をした日から起算して原則として14日を経過したときは、退職となります。
最初に退職したいと口頭で伝えた時から14日間でも問題はないんだけど、
録音した事実を部長、副部長には伝えていないし、少し証拠としては弱いと感じていました。

今まで退職届を出さなかったのは、
退職日を相談したかったから。

施設長が辞めるなんて大ごとだから、
せめて退職日はできるだけ法人の意向に合わせたかった。
穏便に話を進めたかった。
それが失敗でした。
甘かった。

公休で2日間連休があったので、その次の日から事前の相談なしで休みました。

これもまた緊張したなぁ。
朝、職場に出勤した副部長あてに電話して

7/〇 自分がここで仕事を続けていくのは難しい。
精神的に限界です。今日はお休みさせていただきます。
どんどん寝れなくなってきている。ぼーっとして頭が回らない。

と話して電話を切りました。
自分にも意地があったんだろうな、さすがに無断欠勤はできなかったです。

このタイミングではいつまで休むか決めておらず、
復帰できない可能性も微妙にあった気がします。

電話を切ったその瞬間から行動開始。
内容証明郵便について検索したサイトを見ながら退職届を作成して郵便局に直行しました。
書類に不備があったんだけど、郵便局員さんが優しく教えてくれて完成。
そのまま郵送できました。
左側のはがきは、きちんと配達しましたよって通知です。

退職届
私事
このたび、一身上の都合により、
令和2年8月31日をもって
退職いたします。

やっと退職届が出せた達成感と安心感で心が少し軽くなりましたね。
大きく1歩前進しました。

いろいろ検索していると、
退職の手続きを手伝ってくれる「退職代行」の宣伝をたくさん見かけたんだけど、
僕は使いませんでしたね。

自分でここまでのアクションを起こすのはしんどい人は、退職代行も選択肢に入れてもいいかもしれません。

心療内科に再受診。眠剤(ベルソムラ)が処方される

退職を勝ち取るためには、体調をもう少し立て直したい。
そう考えているところで、心療内科の再受診がありました。

この頃は、ほぼ毎日、早朝に中途覚醒。
残っているメモを見るとこんな感じ。

7/13 22°布団入るも2°すぎ入眠 5°目覚める
7/14 1°ごろ入眠 4°50目覚める
7/15 〃     4°目覚める 5°再入眠
7/23 3°目覚め 5°目覚め 6°30起きる
7/24 3°目覚め 4°30目覚め 6°起きる
7/27 3°目覚め 6°起きる
7/28 4°目覚め 6°起きる

8月初旬。
心療内科を再受診して担当の医師に今までの状態をお話しすると、
眠剤(ベルソムラ)が処方されました。
2週間のお試し。

なんだか複雑な心境でした。
本当に心の病気になってしまった気がして。
いや、実際にはなってしまっていて、まだその現実を受け入れたくない気持ちかな。
常にポジティブでいたかったのに、
なんだこのぼんやりとした感覚って。

退職できれば体調も戻るって確信があったのも、現実を受け止めきれない要因だったなぁ。

運命に導かれた転職先


時期は少し戻って7月上旬。
前職の上司から1件のLineが来ました。

一緒に働いていた職員の1人が退職することになったから
コメントお願いって内容でした。
もちろん快諾。

その時のやり取りの中で、
いま施設ケアマネがちょうど空いてるから、もしよければどお?
と、思ってもいない情報をもらいました。

前職を退職したのは、けんか別れではありません。
夜勤がしんどくて、ケアマネの資格も取れたから、資格を活かして働きたいって思った時に、その法人の施設ケアマネや居宅のケアマネは埋まってたんですよね。
いろいろ交渉したけど実らず、転職するに至ったと。

また、自分を評価してくれていた別の上司が、さらに上の立場になっていたのも幸運でした。

とんとん拍子に話が進み、
7月中旬ごろには内定という形でお話をいただきました。
しかも、転職のタイミングは今の職場の退職の話がまとまるまで待っていただけると。

メンタルが弱っている中での転職活動はほぼ無理だったので、本当に幸運でした。
感謝しかありません。

次の仕事を探す心配がなくなったのも、
強引に退職を進める原動力になりました。

退職日が決まり、やっと引き継ぎの話が進み始める


結果的に7月の末ごろから、7日間の有給と4日間の公休で11連休。

連休から、なんでもう1度出勤しようと考えたのかは、あまり思い出せません。
(副部長とのLineを見れば思い出すかもしれないけど、イヤな気分になるのは確実なので、いま見るのはやめておきます。)
これもまた、意地があったんでしょうね。
このままバックレるような辞め方はイヤだって。

8月上旬。
復帰した当日、たまたま部長が施設に来ていて
「また後日、時間を取りましょう」
と話される。

数日後。
部長と副部長、自分の3人で面談。
あー、しんど。
「退職届、受け取りました。こんなやり方があるんですね」
「はい…。すいません」

とにかく退職届が上司の手に渡ったことがわかったので、

8月末で退職したいこと。
退職日から逆算して、残っている有給を使いたいこと。

を伝えました。

送り付けた退職届が効果的だったのか、
退職は容認する雰囲気で(しかし断言はしない…)
退職時期について検討してほしいと打診されました。
「さすがに8月末は急すぎる。通常は3ヶ月くらいみてほしい」と。

ただ、上司も退職届を受理してから2週間で退職できる、
というのは知っている雰囲気で、
あまり強くは言ってきません。
負担を軽減する形で、などの提案もあり、
らちが明かなかったので、この日はここで終了。

さらに数日後。
部長と副部長、自分の3人で面談。

実は、この日までの数日間、
僕は、かなり悩んでいました。

ほんと今さらなんだけど、
やっぱり穏便に退職したい。
迷惑をかけたくない。
短期間で退職して申し訳ない。
って気持ちが捨てきれない。
非情になりきれない。
変なところで真面目なんだよなあ。

結局、譲歩する形で

9月末で退職させてほしい。

と話しました。

「わかりました。助かります。」
と、ついに退職日が決まったのでした。

最後まで負担はまったく軽減されなかったけどな!

退職が決まってから

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ
これでひと段落

とはなりましたが、9月末で退職することは9月中旬ごろまで他の職員には公表されず。
水面下での調整が行われていました。

当然その間は通常業務。
自分の役割を果たさなければいけません。

まあ、でもだいぶ気楽にはなりましたね。

運命のカウントダウン


退職日が決まってからは、副部長との接触をとにかく減らすことを心がけました。
自分の身を守る。
やることは、ただそれだけです。

カレンダーに退職日から数字を入れて、
仕事から帰ってきたら数字を斜線で消す。

あと何日だ…。
と、とにかく耐え忍ぶ毎日でしたね。

自律神経失調症の本『疲れたから休みます。と言えないあなたへ』


しんどいながらも体調を改善したくって本を読むことに。
本を読む余裕が出てきたんだねぇ。

自律神経がだいぶやられてるな~って思ってたので、
本屋でそれ系の本をいくつか見て
疲れたから休みます。と言えないあなたへ
という本を買いました。


仕事に疲れた会社員と医師の会話形式だから読みやすかったのが、この本を選んだ理由。

まだ何か生活を改善できる余裕まではなかったけど、転職したらこういう生活をしたいって考えられたのは、日々を耐え忍ぶ力になったかな。

『休むことだね。しっかり休めば修復できる。』
って書いてあって、
今の仕事から逃げる(辞める)ことを、この本が肯定してくれたようでもありました。

眠剤がベルソムラからデエビゴに変更に


8月も、体調はあまり良くなかったですね。
メモをみるとほとんど早朝に途中で目覚めてる。
日勤なので7時に起きれば十分だったんだけどね。

8/6 4°30起 6°30起(1°30就寝)
8/7 3°45起
8/10 5°30起(1°30就寝)
8/11 5°00起(2°就寝)
8/12 6°起(1°就寝)
8/13 6°起(1°就寝)よく寝れた気がする
8/14 5°20起 6°起(12°就寝)朝しんどい
8/16 よく寝れたけど1日寝てた
8/17 4°45起(0°就寝)しんどい
8/19 4°20起(0°就寝)
8/20 5°10起(0°就寝)
8/21 4°起 6°30起(0°30就寝)
8/24 4°40起 6°起(0°就寝)
8/25 4°30起 6°30起(23°30就寝)
8/26 4°起 6°30起(0°就寝)寝つきはよくなってきた。日中ねむい、だるい
8/27 4°30起 6°30起(23°就寝)
8/28 5°起 6°30起(1°就寝)

いちおう8月上旬の受診後から、ベルソムラを服用していました。
あまり効かなかったというか、薬があまり好きではないので、プラセボ的にも良くなかったのかもしれません。

あと、眠剤を飲んでも全然寝ない入居者さんをたくさん見てきたってのもあるかも(笑)

8月中旬に再度受診。
ベルソムラからデエビゴに変更に。
こちらの方があっていた気がします。

ただ、ストレスの原因が解消しないことにはしょうがないよなあというのもあって、眠剤は9月初旬で終了させてもらいました。
退職が近くなってきて少し気持ちにも余裕が出てきたのもあるかな。

担当の医師からは、
「眠剤は自分で調整して(減らして)いいよ。」
「受診も調子が悪くなったり、薬が必要だったら来てください。」
と。

この日を最後に、受診には行かずに過ごすことができています。

ちなみに9月のメモ。

9/1 今日は5°起きなかった気がする。が非常に憂うつ
9/2 5°起(1°30就寝)
9/4 3°起 6°起(23°30就寝)頭痛(+)
9/8 5°起(1°就寝)右頭痛(+)、目も違和感
9/9 6°30起(1°就寝)PMねむい、ぼーっとする
9/14 ほぼ寝れず
9/15 6°起(1°就寝)ねむい
9/16 5°30起(1°就寝)右頭痛、頭が回らない、フリーズする

と、ここで終わってます。

この辺りで、法人の退職届を出すように言われて、有給休暇の申請と一緒に出したんですよね。
ああ、これで本当に辞められる。
って思ったのを覚えています。
もう体調メモを残す必要もないなってね。

そういえば、思い出したけど7月の終わりくらいからずっと下痢でした。
もともとおなかは弱いのと、
午前中に1~3回トイレに行って全部出しきっちゃえば普段通り生活できたので、
そこまで気にしてなかったんだけど、
いま考えるとマジで異常だったわ。

辞めてもすぐには良くならなくって、
1~2週間後まではそんな状態だったかな。
いま現在はすっかり快腸です。
よかった。

退職。

そして、ついに退職の日を迎えました。

最高!
嬉しい!!
テンション上がるぅ!!!

ということはなくって、

疲れたぁ。
やっとこの日が来たよ…。

って感じでした。
心底ほっとしましたね。

振り返りと今後について

退職届を内容証明郵便で送りつけたことで、退職が決定的になりました。
それに加えて診断書を出していたのも大きかった。

今思えばだけど、診断書と合わせて退職届を出していればもう少し早く話が進んだと思います。
法人側に保留する余地を残しちゃったのが失敗でしたね。

録音はしてたけど、くち約束じゃあダメですね。

実は、法人が労務関係で裁判沙汰になっているのを知っていたので、
法律的にみて妥当性があるかどうかは、慎重に調べました。
そこさえ押さえれば動かざるを得ないだろうと。

だから、しんどくっても証拠が残るように意識して行動できたのが良かったんだと思います。

マイペースでゆっくりいきましょう


僕は全然できてなかった。
根拠のない自信でこれまでやってきたけど、プライドをずたずたにされました。
完膚なきまで叩きのめされたといっていい。

謙虚になれてよかった。
とも言えるし

自分らしさを失った。
とも言えるかもしれません。

しばらくは、自信を取り戻すためのリハビリの期間が必要だと感じています。

すごい人だったな、副部長は。
ここまで圧倒的に頭の回転の速さで負ける人には、今まで出会ったことがなかった。
人間性は最悪だったけどな。

退職してから数ヶ月は、
簡単なコミュニケーションなのに
心が止まるような感覚になる時がありました。
いまは、もうそれを感じることはなくなりましたね。

なにげに入居者さんとの会話がリハビリになってる気がするから、
これからも良いコミュニケーションを積み重ねていきたいですね。

良い経験になりました。

と、いつか心から言えるように、
自分の心の声に耳を傾けながら
またやっていきましょう。

けっこう好きだから、
介護の仕事。

転職
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この記事を書いた人

●ユニット型特養13年目
●課長(特養、ショート、デイ、居宅、包括)
●元ユニットリーダー、施設ケアマネ
●介護認定審査員、介護福祉士実習指導者、技能実習指導員
●介護福祉士、介護支援専門員

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