6年半働いた特養の介護士を辞めて施設ケアマネに転職した理由

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丸顔ヒデ
丸顔ヒデ

特養の施設ケアマネに転職しました!

ケアマネの資格を取得したことをきっかけに、介護士として約6年半勤務した特養から転職しました。
次の職場もユニット型特養なのですが、肩書は現場兼任の施設ケアマネジャーになります。

なぜ転職を決意したのか。
その理由と、この転職によるマイナス面をご紹介します。
仕事に対する価値観は人それぞれですので、こんな考え方もあるんだなーって読んでいただけたら嬉しいです。

ケアマネへの転職を決意した理由


意外かもしれませんが、現場で介護士として働くのはそんなにイヤではありませんでした。
給料も介護士としては、めちゃくちゃ安いわけではなかったです。

それでも転職を考えたのは、将来を見据えてって部分が大きかったですね。

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ

このまま、あと20数年働ける??

今の働き方では正直もたないかもしれないな。って不安は、肉体的にも精神的にもしんどい介護の仕事をしているみなさんなら感じている人も多いのではないでしょうか。

具体的には以下のような理由で転職を決めました。

介護支援専門員(ケアマネジャー)資格の取得


なんといってもケアマネ資格の取得が、転職を決めた一番のきっかけです。

介護業界で働こうと決めた時点で資格をイロイロと調べて、介護福祉士とケアマネの資格はストレートで取るプランを立てていました。
その当時はケアマネがどんな仕事をしてるのか理解していなかったので、ケアマネの資格を取ったら転職とかは考えてなかったですね。

その後、居宅介護支援事業所のケアマネさんの仕事を見る機会が増えたり、自分の施設に施設ケアマネが導入されたりして、ケアマネの仕事のイメージがはっきりとしてきました。
ケアマネ研修での実習で、実際に働いている場面を見ることが出来たのも良かったですね。


やってみる価値がありそうだと思い、ケアマネ資格を取ったら転職を検討しようという決意がだんだんと固まっていきました。

新しい業務をするなら出来るだけ早い方が良い

ケアマネの試験勉強を進める中で、思うように点数が伸びなかったんですよね。
自分の感覚よりも知識が身についていかないのをヒシヒシと感じました。

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ

こりゃ、老化だな

と、実感しました。

ショックも受けましたが、新しいことにチャレンジするなら出来るだけ早い方が良い。と考えるようになりました。

いま働いている法人のケアマネの席がいつ空くのか不明

今まで勤務していた施設はユニット型特養の他に、ショートステイ・デイサービス・居宅介護支援事業所・地域包括支援センターが併設されていました。

特養、デイサービス、居宅にはそれぞれケアマネが配置されていましたが、自分が転職を決意した時点で空きはありませんでした。
今まで通り特養の介護士をしながら、ケアマネの席が空くのを待つ方法もありました。
ただ、出来るだけ早くケアマネとしての仕事がしたいという思いがあり、今後ケアマネの席が空く予定もなかったため、新しい職場を探した方が良いと判断しました。

法人の将来性に不安がある

前の施設は、職員どおしの人間関係が良いことやサービス残業が少ないことなどの労働環境が良かったです。
でも、自分が入職した時より確実に人材が不足していて、施設として成長していないと感じていました。


それにも関連するんだけど、本来施設を支えるべき40代・50代の職員がメッチャ少なくって、これからさらに状況は悪化していきそうだとしか考えられませんでしたね。

経営的な点でも、ボーナスの基準額が年々下がっているのが気になっていました。
それでも年収が下がらなかったのは、処遇改善手当という外部要因のおかげ。
法人としての稼ぐ力は落ちているように感じられたのは大きなマイナスでした。

ケアマネ業務が合わなくても介護士としての経験と介護福祉士やケアマネの資格があれば就職先には困らない

転職して新しい職場で新しい業務内容をするのは勇気がいりますよね。

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ

職場や仕事内容が自分と合わなかったらどうしよう

って悩みは転職につきものです。

ただ、その不安も今までの経験と資格があれば、再度転職先を探すことになっても何とかなりそうだという感触はありました。
少なくとも介護施設で介護士として働くなら、苦労することなく仕事を見つけられると思います。

介護業界は慢性的な人手不足でたくさんの求人が出ているため、それを保険にして次の一歩が踏み出しやすい。
これは介護の仕事の大きなメリットですね。

夜勤がつらい、つらすぎる

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ

とにかく夜勤がしんどい

16時から翌日の9時半までが夜勤の勤務時間でした。
(↓仕事内容はこちらの記事をどうぞ)

【特養】16時間夜勤のシフトと仕事内容
介護施設は365日24時間営業なので夜勤があります。ユニット型の特別養護老人ホームで働く介護福祉士が、夜勤の勤務時間や業務内容をご紹介します。

介護の仕事を始めた頃は、夜勤のつらさをそこまで感じてはいなかったのですが、年を追うごとに大変さが増していきました。
これも老化ですかね(笑)

ユニットリーダーをやり始めて夜勤中にやる事務仕事がふえたり、人員不足で夜勤の数が月4回程度だったのが月6回に増えたのもしんどさの原因になっていました。

夜勤手当(1回/5000円)をもらっているとはいえ、身体へのダメージを考えると割に合わない。
身体を壊してしまった時に選択肢がないと困る。
という考えは年々強くなっていきました。

やっぱり、自分の身に何かあったり、考えが変わったりした時のために選択肢を増やしておくのは大事だと思います。

今までの経験が活かせそうな職場が見つかった

新しいことにチャレンジして、仕事の幅を広げて将来の選択肢を増やしたい。と考えて転職活動をしていました。

なので、本命は居宅介護支援事業所のケアマネ。
ただ、施設のケアマネも選択肢からは外さずに幅広く求人を見ていきました。
居宅ケアマネと施設ケアマネの違いについては↓こちらの記事をどうぞ。

居宅ケアマネと施設ケアマネの違いを知り、転職先や働き方を考えよう
居宅ケアマネと施設ケアマネとでは仕事内容が大きく違います。自分に合った仕事ができるように何が違うのかをよく理解してから転職先を考えましょう。

そこで、経験を最大限に活かせそうな職場が見つかりました。
まだ、新設して3年目のユニット型特養で、新しく施設ケアマネを導入するための求人を発見。
その転職の面談での施設長とのお話しや見学の際の施設の雰囲気から、ケアマネの資格だけでなく、今まで頑張ってきたユニットリーダーとしての経験も活かして施設全体にかかわっていけそうだと思いました。

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ

これは面白そうだ

と直感しました。

新しい仕事をして選択肢を増やしたい、という希望からは外れてしまいますが、今までの経験を考えるとこれ以上ない条件だったので一気に方向性が決まった感じですね。

この転職によるデメリット

デメリット
希望を持って転職活動をしたわけですが、転職することによるマイナス面も当然あります。
完璧な職場なんてありませんからね。

メリットと比較してどう考えるかが大事です。

給料が大幅に減る

頑張ってケアマネの資格を取って、それを活かしての転職なのになんで給料が下がるんじゃい。
と、思いますがしょうがない。

同じ法人内での異動だったら違ったと思います。

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ

年収で50~100万円ダウンしそう…。

甘い考えかも知れないけど、能力が認められれば給料は上げてもらえるんじゃないかとも考えました。
勤務形態は途中から変えるのは難しいですけどね。

給料は、これからもこちらの記事で紹介していきますので、よろしければご覧ください。

【2018年度】特養勤務、30代男性の介護福祉士(ユニットリーダー)の給料を公開します
現役の介護職員の給料を公開しています。所有資格は介護職員基礎研修と介護福祉士。関東のユニット型特養に勤めて7年目です。リアルな待遇をごらんください。

人間関係がリセットされる

介護の仕事はチームで行うので人間関係が超重要。
前の職場では良い人間関係が築けていたので、リセットされてしまうのは大きなデメリットです。
人によってはメリットにもなるけどね。

丸顔ヒデ
丸顔ヒデ

良い人が多い職場だといいなあ

優先順位は人それぞれ、価値観を明確にしよう

納得できる職場を探すには、将来を見据えて自分の価値観を明確にすることが大事です。

僕が転職を決めた理由はこんな感じ。

・夜勤をなくして健康的な生活がしたい
・ケアマネの資格を活かしたい
・仕事の幅を広げて選択肢を増やしたい
・過去の経験を活かせそう
・法人の将来性に不安があった

長く介護業界で働いていくためにやるべきことは何なのか。
それを考えた結果、転職した方が良いという結論がでました。

新しい職場でも自分なりに頑張っていきたいですね。

転職を考え始めてから転職先が決まるまでをまとめました。
よろしければこちら↓もご覧ください。

【体験談】介護士からケアマネへの転職を成功させるためにやったこと
特養で働く30代の男性介護士が未経験のケアマネの仕事に就職するためにやったことをまとめました。介護福祉士やケアマネの資格はもちろん有効ですが、「出来るだけ早めに準備を行った」「情報収集を徹底的に行った」ことが転職成功のポイントでした。
ケアマネに転職
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この記事を書いた人

●ユニット型特養13年目
●課長(特養、ショート、デイ、居宅、包括)
●元ユニットリーダー、施設ケアマネ
●介護認定審査員、介護福祉士実習指導者、技能実習指導員
●介護福祉士、介護支援専門員

 »»プロフィール

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